http://www.negitaku.org/news/6568/
negitakuさんのニュースより。
以下、一部引用。
―4dN.PSYMINが活動停止となった理由をお聞かせください
まずはスポンサーである株式会社PSYMINのe-Sports事業からの撤退(?)といいいますか、今年に入ってからチームはサポートをあまり受けておらず、チームが目指すところとスポンサーが目指す目標が曖昧になり、メンバーの活動に対するモチベーションが維持できなくなってきたのが理由です。
―その点について、もう少し詳しく説明してもらえますか?
僕らは世界一という目標のために、様々な提案を今までしてきました。WCG、CPL以外の大会への出場やbootcampの計画等です。
しかし、今年に入ってから、竹田社長(Buddha)が多忙になり、マネージャーのNao-K氏が退社して他の企業へ就職するという状態で、ぼくらの提案が吟味されることもあまりないようでした。そして、去年のようなサポートは受けられない状態となっていました。
賞金に関しても、既に振り込まれていなければいけない時期なのに振り込まれてなかったり、金銭面での問題が発生しているのも理由の一つです。
現時点で、去年のCPL夏本戦の賞金はまだ振り込まれてません。
―昨年はACON5、CPLなど日本での世界大会の予選など行われていましたが、今年はCounter-Strikeの予選が開催されるのはWCGのみ、というウワサもあり、世界に通じる予選開催が減ってしまったということもモチベーションダウンの理由の一つでしょうか?
それもありますね。今年のCPL予選も、開催権を有しているtechnoblood社がCPL日本予選の運営から撤退してしまったようです。
現状の日本のCSコミュニティは凄く寂れていると思います。
目標の高いアクティブなclanがなかったり、試合してるのが在日の中国人やブラジル人だけだったり、混合しかいなかったり、盛り上がりに欠けていると思っています。
世界大会の予選に勝つ事はさほど重要ではないですが、渡航費や宿泊費が負担になるなどのサポートが受けられなくなりますので、チームとしては活動するモチベーションが低下してしまいます。
金銭面の問題。
「bootcampの費用(渡航費、宿泊費、PRE CPL等の参加費、BYOCのPCレンタル費)といった金銭面でのサポート」とある。
チームメンバー5名+マネジャーで6名の渡航費、宿泊費というだけでも、ずいぶんな金額になるだろう。
選手ともWCG予選会場で会ったことがあるし、竹田さんともお話をする機会をとっていただいたこともあって、彼らが目指す「世界最強の日本チーム」構想はとても楽しみだった。
CSを少しだけかじった自分から見ても、4dNのメンバーは、本当に強い。
彼らはもっと評価されるべきであるし、その「常人にはないスキル」を活かせる場所がゲームカルチャーの中に作り出せると思っている。
今はただ率直な感想として……。
プレイヤーの数が足りない、大会に参加するチームが少ない、メディアから注目されない、企業が興味を示さない、そのすべてが連動する悪循環。
そして、それを動かすためには、(その使い道はいろいろあるだろうが)コストが必要になる。かねてより自分は「プレイヤー、ギャラリー、スポンサードする企業、ゲームメーカー、そのゲームに携わるありとあらゆる人々がハッピーになれるシステムを考えよう」としているのだが、そこにはいくつもの問題が山積している。
しかし、プレイヤーたちは「投資された金額分、あるいはそれ以上のメリット」を企業に与えられるのか。
企業は「彼らがベストを尽くせる環境」を創出しえるのか。
この問題がクリアにならなければ、それは時間とコストの浪費に他ならない。鶏が先か、卵が先か。環境が先なのか、メリットが先なのかはわからないが、いずれにせよ自分はこう考えている。
「結果としてプロゲーマーになる」、アメリカのスタイルでもなく、「国家の認定ライセンスとしてプロゲーマーになる」韓国のスタイル(説明が長くなるので割愛するが、正式には国家の~ではない)でもなく、日本独自のプログラムとして「システムとしてプロゲーマーを作る」形を考えていかなければ、と。
秋葉原UDX4Fのプロデュース(ゲーマーズラウンジも含めて)、ゲーム批評での連載、NTTとのコミュニティサイト運営、このすべてには一貫して「日本におけるプロゲーマーの形」を少しずつ描きだしはじめている。
今後、このプロジェクトがどういう形になるのかはわからないが、できるところまではやってみたい。
最後になってしまったけれど、4dN.PSYIMINの皆さん、お疲れ様でした。
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