2008年5月1日木曜日

「バーチャル遊園地」の閉鎖:メタバースの未来



シリアスゲームジャパンでおなじみの藤本さんのブログから。


EAの運営する「EA LAND」とディズニーの運営する「Virtual Magic Kingdom」の二つのサービスが終了となる、と。


http://www.anotherway.jp/archives/001068.html



上記二つのサービスでも、ファンがやめないでくれと署名運動を起こしているが、その性質はリアルのものとはやや異なる。「苦労して作ったキャラをどうしてくれるんだ、このやろう。」という怒りや嘆きがこもっている。コアなユーザーほど、その世界では相当に裕福な豪商だったり、英雄だったりするわけだから、サービス閉鎖による被害は大きくなる。サービスの衰退期に入れば、多くのユーザーは飽きて去っていくので大部分はそれでやり過ごせるのだが、上記のような大手のケースだと、まだユーザーもかなりコミットした状態でいきなりの閉鎖宣告ということなのだろうから、熱心なユーザーほど反発も大きいのだろう。この問題、コミュニティサービスのマネジメントという点では、面白い研究テーマだろう。


Another Wayブログより



EA LANDってSIMS ONLINEからのサービス移行先だったのか。


会社も商売としてやっていく以上は、ゼニを集めないと運営するメリットもないわけなので、閉鎖については当然早ければ早いほうがいい。


とはいっても、相当スピーディーな展開だなぁ。







メタバース(インターネット上の3D世界)サービスは試行錯誤を繰り返している状態だと思うけど、おそらく今後様々な形で導入されてくるだろうし、いろんな企業が興味を示している。


日本では、セガもカプコン(とドワンゴの子会社のダレット)もメタバース系サービスっぽいことを始めているわけで。全然話が聞こえてこないソニーの「home」もそれに近いよね。





どんなオンラインゲームでもそうだけど、一回その世界で頂点(もしくはその近くまで)にたどり着いた人って、なかなか次の場所に行きづらいというか、「えー、また1からやり直すのかよ」という気持ちが強いわけで。


メタバースは、ゲーム的なレベル上げはないけれど、そこにコミュニティが構築されちゃうとやっぱり他の場所に行きづらくなったりするのかもしれない。


個人的な印象だけど、メタバースごとにキャラクターを作ったりするのってめんどくさいような気がするし。


囲い込みの施策として、「オリジナルのキャラクターが作れる」っていうウリが「オリジナルでキャラクターを作らなきゃいけない」っていうハードルになってるのかなぁ。


オリジナルキャラクターを作る楽しさってところでは、WiiのMiiがばっちり実現してたけれども。








考えは飛躍するけど、mixiやGREE、モバゲータウンなどのSNSも「囲い込みの時代」から「ユーザー共有の時代」にならざるを得ないのかな。


ユーザー数を誇る時代から、横断的にサービスを共有できるようにして、サービス利用者全体の人数を底上げするってのも一つのネタになるのかもしれない。





うーん。


全然まとまらん。





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