年の瀬は電車移動が多いので本が進む進む。
ハードカバーがやや多めなので荷物がかさばるのが悩みどころ、かな。
出版不況といいながらも、それなりに本は売れてるじゃない、というのが今年の感想。
雑誌は厳しい状態だけれども……。
■浅田次郎 ハッピーリタイアメント
今年唯一の新刊?かな。
きんぴかに通じるようなところもあってスムーズに読めた。天切り松の続きも連載が始まったようで来年は楽しみ。
■和田竜「小太郎の左腕」、「忍びの国」、「のぼうの城」
表紙の絵を見てちょっと敬遠していたのだけれど(この手の「漫画家表紙の小説」で過去に痛い目を何度か見ていた)、想像以上に面白かった。歴史物はコンスタントに出来のいいモノが出てくるなぁ。
■村上春樹「めくらやなぎと眠る女」
「象の消滅」と同じ体裁で集められた24の短編集。続いた話があるわけではないのだけれど、まずは「象の消滅」からどうぞ。
今年大ヒットを記録した村上春樹の長編、1Q83のBOOK3が現在執筆中というポップを書店で見かけた。来年が楽しみだ。
■村上龍「半島を出よ」
知り合いにまとめて貸していた本が帰ってきたので、再読をはじめた一冊。
2005年に出版されたのだけれど、当時読み飛ばしていた部分も含めて、現在の日本の現状がだいたいあっているところに驚かされる。
■白川道「竜の道:飛翔編」
今年は白川道の本が3冊出ていた。寡作な作家さんだけれども、文体やストーリー展開が個人的にかなり好きな人。
「最も遠い銀河」はまだ買えていないので年末年始のうちに手に入れたい。これも続きが気になるシリーズ。
今年もなんだかんだといって結構本を読めた。
もう一度読みたい本もあるし、ゲームも進めたいし、原稿は山ほど残っているし、なかなか悩ましい。
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