2006年2月6日月曜日

gamer’s planetにおける個人的な希望



何度も書いているが、現在NTTシステムインテグレーション研究所と共にゲームコミュニティサイト「gamer's planet」を運営している。

IGDAJapanukeru.jpなどでも使用されているXOOPSというシステムを利用して構築されているもので、基本的には「会員登録制」のフォーラムと認識してもらえればいい。

一部の人間がたむろしている環境的にクローズドなコミュニティ……「野良犬小隊」のページなんかは思い切りそれに当てはまる……や、匿名が前提で進行する感情的にクローズドなコミュニティ……いちいち挙げる必要もないくらい「にちゃんねる」はその代名詞になっている……ではなく、立ち位置を明らかにして、ディスカッションを行える場所を用意したい、ということで今回のコミュニティ発足の流れとなった。

自分が誰で、どんな職業を経てきたのか、個人の特性を一般生活に差し支えのないレベルで公開することによって、そこではじめて「ディスカッション」は成立する。

誰のものかわからないような感情の叩きつけだけでは、そこから何かを生み出すことは難しい。

そこで、「自分の立ち位置」をある程度明らかにした上で、ディスカッションを行えるような仕組みを簡単に作ってみた。あくまでも自己申告ではあるが。

プレイヤーは、自分がプレイした感覚でゲームについて話せばいいし、作り手は自分が作ったときの感覚で話せばいい。デザイナーはデザインの視点から、メディアの人間はその立ち位置から話せばいい。

そういったものをうまく作り上げていくことができれば、かなり面白いモノになるのでは、という気がしている。自分の知らない世界を知っている人との会話ほど面白いものはないのだから。

ちなみに僕が7~8年前に知人に教わって以来良く使っている言葉に「物事の判断基準は4つの方向性で考えるべきだ」というものがある。

全体の判断基準である「良い・悪い」と、個人の判断基準である「好き・嫌い」を混同せずにモノを見る、ということ。

これをアタマにたたき込んでから物事をはき出せるようになれば、かなり面白い議論ができるようになるはず。

ともすると閉鎖的な印象のあるゲーム社会だけれど、全体的な知識や情報の共有ができればかなりおもしろいんじゃないかな、と外の人間は勝手に思っているのだけれど。




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